【元ホストの男の初公判】 「頂き女子りりちゃん」から詐取金  起訴内容を認める 名古屋地裁 | 実録! 歌舞伎町 NEWS 歌舞伎町アーカイブ

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起訴状などによりますと、東京・歌舞伎町の元ホスト・狼谷歩こと、田中裕志被告(26)は、「頂き女子りりちゃん」を名乗る渡辺真衣被告(25)が、恋愛感情を利用して男性からだまし取った金と知りながら、ホストクラブの飲食代として現金約900万円を受け取ったなどの罪に問われています。

 

 

「頂き女子」の詐取金受け取り、元ホストの初公判 司法判断に注目

 

■組織犯罪処罰法を適用 ホスト問題切り込む試金石になるか  ホストクラブへの高額な支払いや売掛金(ツケ)が女性客の売春などを誘発していると指摘されている。警察はこれまで、売春防止法違反容疑で女性側を摘発する一方、売春などを「強要」「あっせん」したとしてホスト側も摘発してきた。ただ、多額の飲食代を受け取る行為そのものについて刑事責任を追及するのは難しいとされてきた。  そんな中、愛知県警が田中被告に適用したのは組織犯罪処罰法だ。渡辺被告が支払った飲食代が「犯罪収益の移転」とみなせると判断した。その代金を調達した事情を認識していれば、支払いの原資の違法性についてホスト側にも責任を問うた形だ。